「比較審査」の詳細
鐵人之國 規定ポーズ説明
○審査の要点
- 規定ポーズは、
フロント ダブルバイセップス
フロント ラットスプレット
アブドミナル アンド サイ
バック ダブルバイセップス
バック ラットスプレット
サイド チェスト
サイド トライセップス
マスキュラーの全8ポーズ。
- 全てのポーズで全体の筋量、バランス、それに密度、立体感といった筋発達の評価に加え、ポーズの完成度についても評価を行う。
そのため、筋発達が十分であっても、ポーズの完成度が低い場合は評価を下げることになる。
- 1回当たりの比較審査の所要時間は15秒間とする。
・ポーズを指示された選手は2秒以内にポーズをとらなければならない。(遅れた場合は、その比較審査対象枠の中で下位とする)また、一旦とったポーズを途中で変更してはいけない。
- 比較対象選手が並ぶ際は、審査ライン中央をセンターとし左右対称の幅とする。
- 審査対象選手の間隔は、指示されたポーズにより異なるが、隣り合う選手のポーズの妨害にならないように(ポーズが重なりあわない程度)しながら間隔をつめること。(妨害行為があった場合は、その比較審査対象枠の中で下位とする)
- 部分的な筋発達の比較は部分賞の審査で行う。
- 詳細については鐵人之國 審査規定を参照すること。
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○規定8ポーズについての説明
フロント・ダブル・バイセップス |
説明 |
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腕部の発達を強調する。 |
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広背筋を左右に広げ上体の広がりを強調する。 |
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腰を捻り上体の広がりを強調するなどして、全体が左右非対称になっても問題はない。 |
(注意点) |
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肘の上げすぎ、下げすぎ、それに肩の上げすぎなどによって広がりを欠くことがないようにする。 |
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脚部の発達も強調する。 |
フロント・ラットスプレット |
説明 |
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・ |
広背筋を左右に広げ上体の広がりを強調する。 |
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脚部の発達も強調する。 |
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大腿部の発達を強調するために、脚部が左右非対称であっても問題はない。 |
(注意点) |
・ |
肘を前に出しすぎたり、手を添える位置が高すぎたり、低すぎるなどして窮屈なポーズにならないようにする。 |
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脚部へ意識が甘くならないようにする。 |
アブドミナルアンドサイ |
説明 |
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腹筋の発達を強調する。 |
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脚部の発達も強調する。 |
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脚部の発達を強調するために、左右非対称であっても問題はない。 |
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外腹の発達を強調しようとして上体を捻る場合も足位置は変えないこと。 |
(注意点) |
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腹部に力を入れようとしすぎて上体が丸まりすぎてはいけない。 |
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背中の筋肉もコントロールし、上体の広がりが欠くことがないようにする。 |
サイド・チェスト |
説明 |
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側面から見た上体の立体感を強調する。 |
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腕部の発達も強調する。 |
・ |
脚部側面の発達も強調する。 |
・ |
左右どちら側でポーズをとっても問題はない。 |
・ |
左右の足を前後に広げた状態でも問題はない。 |
(注意点) |
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肘を後ろにひき過ぎ窮屈な形にならないようにする。 |
・ |
脚部が不安定に見えるので、前後の脚が揃いすぎないようにする。 |
サイド・トラセップス |
説明 |
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・ |
側面から見た腕部の発達を強調する。 |
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側面から見た上体の立体感も強調する。 |
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脚部側面の発達も強調する。 |
・ |
左右どちら側でポーズをとっても問題はない。 |
・ |
左右の足を前後に広げた状態でも問題はない。 |
(注意点) |
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上腕三頭筋が見えなくなるまで上体を捻りすぎてはいけない。 |
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上腕ばかりに意識が集中し、上体を後方に傾けすぎてはいけない。 |
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脚部が不安定に見えるので、前後の脚が揃いすぎないようにする。 |
バック・ダブル・バイセップス |
説明 |
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背面の広がりと立体感、双方を強調する。 |
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腕部の発達も強調する。 |
・ |
背面からみた脚部の発達も強調する。 |
・ |
背面からみた脚部の発達を強調するために、脚部が左右非対称になっても問題はない。 |
(注意点) |
・ |
背面の立体感が見えなくなるほど後方に反り返らないこと。 |
・ |
肘の上げすぎ、下げすぎ、それに肩の上げすぎなどによって広がりを欠くことがないようにする。 |
バック・ラットスプレット |
説明 |
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・ |
背面の広がりと立体感、双方を強調する。 |
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腕部の発達も強調する。 |
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脚部の発達を強調するために左右非対称であっても問題はない。 |
(注意点) |
・ |
背面の立体感が見えなくなるほど後方に反り返らないこと。 |
・ |
肘を前に出しすぎたり、手を添える位置が高すぎたり、低すぎるなどして窮屈なポーズにならないようにする。 |
マスキュラー |
説明 |
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絞り込んだ際の全身の筋肉の迫力を表現する。 |
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胸部・肩部・腕部・脚部の発達を強調する。 |
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脚部が左右非対称であっても問題はない。 |
(注意点) |
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絞ることに意識が偏り、全体的なスケールが小さくなってしまわないこと。(特に僧帽筋を強調しようと前傾になりすぎる選手がいる) |
○ポーズ練習のポイント
①規定ポーズに限らずフリーポーズの練習をする場合は、ステージでとることを頭において練習すること。
具体的には
1) |
鏡を見ないでもポーズをとれるようにすること |
2) |
どのポーズも瞬時でとれるように練習すること。当然ポーズをとっている最中ぶれてしまうような不安定なものであってはいけない。 |
3) |
審査員の位置はステージよりも下方であることを考慮すること。 |
4) |
常に1ポーズ15秒間はしっかりとっていられるようにすること。 |
②鏡を近くに置いてポーズの練習をすると、カットや密度のチェックはできるが、全体的にコンパクトなポーズになりがちなので、鏡から距離を置き全体的なポーズの形の完成度を上げるようにすること。
その他として、笑顔が審査に影響することはない。
最後に
ボディビルとは筋発達を目的としてウエイトトレーニング等を行うことを指すのだが、ボディビル競技は、単に筋発達の度合いを競うものではない。
鍛え上げられた肉体を用いポーズをとることによってはじめて表現が完成され、それについての評価を受けるのがボディビル競技。
そのため、競技者を目指すならポーズ練習はウエイトトレーニングと同様に重要なものになってくる。
肉体の向上に表現力の向上、双方相俟った皆さんの姿を鐵人之國ではお待ちしている。
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